生目古墳群

2008.07.13

宮崎市大字跡江




生目古墳群
国指定史跡
「この古墳群は、東西約1.2Km、南北約1.2Km、標高25mほどの台地上を中心に営まれ、現在前方後円墳7基、円墳22基の高塚古墳が残り、他に横穴墓や地下式横穴墓が見つかっている。
 これらの古墳は、3世紀末か4世紀前半には作られはじめ、7世紀まで築造されたと推定される。
100mを超える古墳時代前期(3世紀後半〜4世紀末)の前方後円墳3基(1号墳、3号墳、22号墳)を含み、古墳時代前期では九州最大の首長墓群である。
 台地からやや離れた丘陵上にある1号墳は、墳長136mを測る。前方部がパチ形にひらく特徴的な形から、奈良県の箸墓古墳(墳長280m)の二分の一の規格で作られた相似墳と言われている。」

宮崎市教育委員会


1号墳

「長さ136m、高さ17mの前方後円墳です。古墳の形が近畿地方最古の古墳と同じ形だという説があるので、今からおよそ1700年以上前につくられたと言われています。そうなると宮崎県で最初の100mをこえる前方後円墳ということになります。まだ詳しい調査がされていないのでナゾの多い古墳です。」

宮崎市教育委員会


3号墳

「長さ143m、高さ12.7mの生目古墳群中最大の前方後円墳。九州で3番目に大きな古墳(1番目、2番目は西都原古墳群の女狭穂塚古墳、男狭穂塚古墳)」
宮崎市教育委員会
3号墳、南東側

3号墳南側


5号墳
「長さ57m、高さ4.4mの前方後円墳です。この古墳の上にはハニワが並んでいました。ハニワと聞くと人や馬、家など何かの形をまねたハニワ(形象ハニワ)を思い浮かべるでしょう。しかし生目古墳群で形象ハニワは見つかっていません。生目のハニワは筒のような形の円筒ハニワがほとんどです。全国的に円筒ハニワは同じような形をしていますが、生目5号墳のハニワは全国でも例のない、独特な形をしています。」

宮崎市教育委員会
5号墳、南側

5号墳に寄り添う19号地下式横穴墓
「この19号地下式横穴墓は5世紀前半に造られた5号墳の周溝の外側のこの位置から発見されましたが、5号墳が造られた後、間もなくしてこのお墓が造られていたことから、5号墳の埋葬者に近しい関係の人が埋葬されたと考えられます。
 玄室からは遺体に添えられた鉄のヤジリが2本出土しています。また、このお墓の周囲からは、埋葬後にまつり(お葬式)をした際の土師器の高杯や壺が残されていました。
 19号地下式横穴墓のように生日古墳群では、前方後円墳や円墳の周囲でたくさんの地下式横穴墓が発見されています。」

宮崎市教育委員会