8月25日付で紹介した佐賀市の「大覚寺参道橋」について、小城市の石橋研究家世戸さんから以下のようなメールを頂きました。
『現地を訪れて調査をしてまいりましたが、その結果大変なことが判明しました。何と、現存している中ではもちろん、記録のうえでも県内最古の眼鏡橋だったのです。蔦にかくれていたので貴殿はお気づきにならなかったようですが、勾欄親柱の一本に年号が刻まれていました。
「○寛文十二壬子歳 南呂上旬」
○はメールではサポートしてない文字で「ジ」という「時」の古字です。「南呂」は8月のことだそうです。これまで県内最古の眼鏡橋は元禄13年(1700)に造られた小城市小城町の「三岳寺太鼓橋」(昭和30年崩壊・現存せず)だったのですが、寛文12年は1672年ですので、これを28年遡ることになりました。』以下略
親柱に文字が書いてあるのは判ったのですが、判読までできず、もう一度訪問しました。
また、世戸さんが把握されている佐賀県内の石造アーチ橋、桁橋の情報を頂きましたので、それに基づきルートを設定しました。
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