石橋巡り
(2004年1月24日)

1.串間市〜都城市〜鹿屋市〜輝北町〜大隅町〜加治木町〜横川町〜都城市
(乙姫橋・第一宮之下橋・三ヶ平橋・真萱水路橋・秋山橋・鍋谷橋・大園の石橋・唐鎌橋・恒吉太鼓橋・
金山橋・久留味川橋・片白橋・高野橋)


2.道中でみたもの




今回は串間市から都城市に入り、鹿屋市〜輝北町〜大隅町〜加治木町〜横川町〜都城市とぐるっと右回りに回りました。調査不足のため、道中かなりの石橋を見逃していたはずです。

でも1日で新規11基は、まずまずといったところでしょうか。




乙姫橋 宮崎県日南市油津
堀川運河
橋長:20.9m
橋幅:5.65m
石工:石井文吉
架設:明治36年(1903)8月

日南市経由で串間に向かいましたので、挨拶がてら途中立ち寄りました。
第一宮ノ下橋 宮崎県串間市大平

橋長:6.0m
架設:大正11年(1922)

国道220号線、大束で県道34号線へ。約2.2Km先、揚原で県道3号線へ。約4Km先、橋を渡って大平小方面へ、約400m先。




三ヶ平橋 串間市一氏三ヶ平

福島川支流一氏川
橋長:8.0m
架設:大正11年(1922)

第一宮ノ下橋から引き返し県道34号線を約300m北上、左折して県道3号線へ。約1.3Km先右折その先T字路を右折、700m先右手に三ヶ平公民館、その横。
よくぞたどり着いたと思います。ほぼ偶然。




風野橋 串間市大字風野

大平川支流秋山川
架設:大正11年(1922)


風野地区を随分探しましたが、残念ながら道路改良で撤去されたようです。


現役の水路橋です。
この橋はなかなか見応えがありますよ。
真萱(まかや)水路橋 串間市大矢取真萱

福島川支流
橋長:25.0m
架設:明治末期

三ヶ平橋から県道34号線に出て、都城方面へ約3.5Kmゆるやかな左カーブの右手農道に入ってすぐです。









秋山橋 串間市秋山

国道220号線串間市秋山から県道438号線へ。北東へ約2Km、山下橋手前、秋山小学校方面へ市道に入る。約850m先右手旧道に架かっています。





鍋谷橋 都城市安久

安楽川
橋 長:上流側32.7m、下流側38m
幅 員:4.04m(4.64m)
径 間:16.9m
橋 面 高:614.3m(アーチ天端まで12.23m)
完 成:明治40年

新しい橋からの眺めです。
安楽川は、下流は志布志町に流れており、幾つもの綺麗な石橋が架かっています。志布志編へ

真萱水路橋から県道34号線を約18Km北上、国道222号線へ左折、約6Km先国道の鍋谷橋から上流に見えます。




 
いよいよ初めての鹿児島の石橋です。
祓川大園の石橋 鹿児島県鹿屋市祓川町

肝属川
橋長:29.4m
橋幅:3.9m
径間:9m
拱矢:5.2m
架橋:明治37年5月
石工:小野の人達

「この石橋は鹿屋から百引、福山方面に通じる国道と鹿屋川が字大園で交叉する地点に架けられている。
「明治37年5月架橋、おおそのはし」と刻まれてある。日露戦争が起こった年、5月の完成、当時の記録が皆無のため経費その他明細は不明。
着工はおそらく35、6年で当時としては相当の経費、大工事であったとおもわれる。
全長30メートル、橋幅内法3.1メートル、高さ5メートル、橋床は複式アーチ型(めがね橋)、橋脚は川床にがっちりと基礎が造られている。工事は鹿児島の伊敷から石工がきて造ったという。石造技術は抜群、堅牢でその形はまことに優美、大隈地方に残る貴重なめがね橋のひとつである。」

鹿児島市教育委員会

国道504号線を国分市より南下、祓川小学校約1Km先。




唐鎌(からかま)橋 曽於郡輝北町上百引

月野川
橋長:6.5m
橋幅:6.4m
径間:6.9m
拱矢:5.3m
架橋:大正2年
石工:不明

国道脇がどうも気になり、車を止め橋のサイドにまわり確認したら石橋でした。
すごく深い谷川に架かっています。
近所の方が県の調査と勘違いされ出て来られました。お話をお伺いしましたところ、架設は大正2年だそうです。コンクリートで両側約1m拡幅してあるそうです。
航空自衛隊鹿屋基地建設のとき、重機がこの橋を渡った話とか聞かせて頂きました。

国道504号線を北上、輝北町役場から約3.2Km先、右手、唐鎌バス停横。




恒吉太鼓橋 曽於郡大隈町恒吉

長江川
橋長:15.5m
橋幅:2.8m
径間:8m
拱矢:4.5m
架橋:寛政2年(1790年)
石工:不明

高欄は崩壊した部分が新しく作りかえられていました。
町指定文化財指定
「長江川にかかるこの橋は、アーチ式の石橋で太鼓橋とも呼ばれます。岩川から市成へ通じる街道に、寛政2年(1790年)に架けられたもので、ここから下囲と野町の間を通り市成へと続きます。この石橋は県内では四番目に古く、技術の伝播を知るうえからも貴重な文化財です。
長さ15.5m 幅2.8m 水面からの高さ7.5m」

大隅町教育委員会

国道504号線、福山町で県道495号線へ。約12Km先県道71号線大隈町方面へ左折する地点。





金山橋 姶良郡加治木町

架設:明治13年頃
橋長:23m
橋幅:4.2m
川床からの高さ:10m

現役の橋です
加治木町指定文化財
 「金山橋は、その名のとおり鉱山で採掘する金鉱石や物資を加治木港に運搬した金山道路に架けられた石橋で、この橋を第一金山橋とし、溝辺町には山ヶ野金山に向けて第二、第三金山橋が架設されました。
 この橋は、円弧の美しいアーチ形で、橋の長さは23メートル、橋の幅は4.2メートル、現存しませんが欄干跡が残り、通行部の幅は3.4メートル、川床からの高さは約10メートルあります。
 円弧の大きさ、高さなど石橋造りの高い技術水準とこの道が当時の重要な産業道路であったことが窺い知れます。
 金山橋は、島津家が金山経営のために明治13年頃造ったといわれていますが、残念なことに築造に関する詳しい資料は残っていません。
 また、上流の滝は「板井手の滝」「金山滝」と呼ばれていて、滝と石橋の組み合わせの絶妙な景観は、独特の風情を醸し出しています。」

加治木町教育委員会

上流には板井手の滝と金山滝があります。
東九州自動車道、加治木インターより県道55号線へ、「龍門滝」案内板に従って進みます。
龍門滝の少し先左手に金山橋への詳しい案内板があります。
龍門滝案内板





久留味川橋 姶良郡横川町久留味

久留味川
橋長:15.4m
橋幅:4.6m
径間:13.6m
拱矢:7.5m
架橋:不明




国道504号線を、溝辺町で県道55号線へ。横川町へ向かって約2.5Km先久留味橋の上流です。



片白橋 横川町下尾田

天降川
橋長:12.7m
橋幅:4.6m
径間:12.7m
拱矢:6.2m
架橋:明治25年

現役の橋です

県道55号線から横川町で県道50号線へ。牧園町方面へ約1.5Km先、下尾田バス停付近。




高野橋 宮崎県都城市西岳高野町

橋長:19.0m
架設:昭和8年
石工:坂元進

現役の橋です

県道31号線、西岳郵便局300m東側の橋の上から上流に見える。(西岳中から約1Km西)